南国のリゾートBALI
神々の島と呼ばれているBALIで

東海岸の林を抜けていくとクサンバの真っ青な海が目に飛び込んできます。
急勾配の砂浜に目をやれば 彼が一人海水をすくって登ってくるところでした。

砂の上に海水をまいて

生乾きの砂を頭上に乗せて

小屋の中の右下部に見えるBOXの中に根気よく何回も入れていきます。

海水を含んだ生乾きの砂が入ったBOXの下部の竹筒から砂で濾過された濃い海水を受け繰り返すこと5回

相当濃くなった海水をヤシの木をくり抜いた所に流し込み 南国の太陽が水分を蒸発させてくれた、

ザルに入れてニガリを落としています。

ミネラルたっぷりの塩の上澄みの結晶のみをすくい取り ピンセットで藻などの不純物を取り除き

MAORI SALTは、他人の目でもう一度検品(上澄み結晶塩です。)


それでも藻などが入っていたら 「ごめんなさい」

肩で天秤棒担ぐので シャツは破れていました。

日本兵が教えたであろう「揚げ浜方式」の塩作りを忠実に延々と続けている姿 自然と人間だけの素朴な世界に携帯電話など不要
想いがこみ上げて私の大切なアメリカズカップでニュージーランドが優勝した時の現地で買い求めた思い出のキャップをおじさんにプレゼントしたら、おじさんは奥さんにあげて おじさんの帽子を私にはくれませんでした。

写真下部に敷き詰めた黒い砂がクサンバの砂です。
BALIでもこのエリアだけ砂が黒いのは背後にひかえるアグン山(神の山と崇められている火山)の影響かも このミネラルをたっぷり含んだ黒砂が揚げ浜式により良い効果をもたらしているのでしょう。
塩に付いたクリップにご注目ください。BALIでわざわざ作った竹クリップに挟まれた巻物は、

塩の上澄みの結晶部だけしか使わないのは こんな理由からです。
著者の湊さんは『主人の半世紀前の文章がこんな形で蘇ることを 彼はきっと喜んでいると思います』
と握手をした時におっしゃってました。
ありがとうございました。
SWEETS なのに甘くもない塩だけでこんなに長くなりました。
MAORIの商品には全てにストーリーがあります。

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